ガードポジション

 小4女子さん、腕が伸びてきました!

 さて、アームワークではガードポジションも重要です。オンガード、アロンジェ、フィニッシュの各ポジションでガードポジションをキメることが大切で、何より観ていてカッケー!

オンガードのポジション
 まず、オンガードでのガードポジションは、ガードで肘から手までの前腕部がおおむね隠れるように置きます。それには、①脇を締めること、②ポンメルを手首につけて前腕と手の甲を平らに保つことが大切です。上から見て肩、肘、グリップ、剣先までが直線上になります。そして前腕を床と平行にすれば完成です。剣先は相手のガードの上~胸付近を指すようにします。鏡に映して腕が隠れているかチェックしよう!ところで、実戦でのガードポジションは、この位置に固定せず、絶えず動かします。

アロンジェのポジション
 次に、アロンジェブラでのガードポジションは、肩の高さになります。その時のターゲットを上小手、胸とするとブレード(剣身)は少し下向きになります。その際の剣先は自分の目線で、ガードの下横あたりになります。相手から見てのガード位置はオンガードの位置から真上に、肩まで上がり、身体の内側つまり中心に寄らないようにします。逆に、極端に肩より上がり過ぎも良くありません。

ファントのポジション
 次に、ファントのフィニッシュのガードポジションは、肩より高い位置でキープします。トゥッシュ(突いて)してベント(剣身の曲がり)に沿ってガードが上がります。横からみて剣と腕が一体に綺麗な放物線になる感じです。極端に手首を使ってガードを上げたり下げたりはしません。ファントはこのフィニッシュの位置に向かって、伸び上がるようなイメージを持って練習すると良いです。

ガードポジションの基本的な考え方は、相手からの腕へのコントルのリスクが最も少ない位置をとるということと、オフェンスでは最も広範囲を狙える位置ということになります。なお、アロンジェとファントのポジションではダッキングなどで下小手へのコントルを喰らうリスクはあるので相手に応じてターゲットを深く狙いすぎないように注意が必要です。

以上

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