どこを突く?胴体編(1)

フェンシングはどこを狙って突けば良い?エペの有効面は全身なので、「全身」と言いたいところですが、ターゲットをエリア別に分割してそれぞれに狙いをつける、が正解です。胴体を狙う場合、相手の主要なパラード(剣を用いて防御する型)の守備範囲別に四分割します。サッカーのゴールに例えると、相手の剣がGK(ゴールキーパー)で、狙いはゴールの四隅って感じです。アンガルド(構え)の剣のガード位置を中心にして右利きの相手なら向かって右上をカルト、左上をシクスト、左下をオクターブ、右下をセプティムと呼びます(下の図)。左利きは左右逆になります。これはパラードの名称だからで、例えば利き腕の内側(胸側)を防ぐパラードをカルトパラードと言うからです。
さて、狙いは4箇所。まずは、個所別にしっかりファントで突けるようになりましょう。右上、左上を突くときにはガードをしっかり頭の上まで上げてフィニッシュをとりましょう。

それでは、ファイティングではどこを狙う?サッカーのPK(ペナルティーキック)では、GKの動きを読んで反対側に蹴る。上と見せかけて下に蹴る。強く蹴ると見せかけて弱く蹴る。強行突破でおもいっきり蹴る(笑)などなど工夫するわけです。フェンシングの場合も大体同じです。つづく

どこを突く?胴体編(2)

以前、アタックは胴体を4分割して各々のエリアを狙うと説明しました。 ではどのエリアを狙うべきか。結論は、上段(胸)のカルト、シクストを狙います。わざわざ相手の構…



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