エペとフルーレ、カウンターの違い(2)

 こんにちは 早いもので今年ももうすぐ終わりですね。一年を振り返るとどうでした?上達しましたか?
さて、以前の記事でカウンターを歴史的な経緯で説明しましたが、ではエペとフルーレのカウンターはどう違うのでしょうか。次のとおり区分できます。なお、有効面の違いは考慮しません。

①フルーレのカウンターはエペでも通用する。

②フルーレでは負けるが、エペでは勝ちになるカウンターがある。

①の説明は省略します。②の例としては、相手のアタックやパレリポストが始動してから到達するまでの間に先回りして突く場合です。フルーレでは双方にランプが点灯し相手の勝ちになりますが、エペでは相手のランプは点かず、勝敗が全く逆になります。この違いは優先権の有無のルールの違いによるもので、フルーレではタンデスクリム(攻撃の一動作に要する時間)を1/4秒程度に設定してフレーズ(攻守のやりとり)に優位性を持たせているのに対し、エペでは1/25秒と瞬間的な早さを競うことを第一にしているからです。

フルーレからエペに転向する際には、必ず、この②のカウンターを体で覚えなければなりません。

さあ、練習しましょう!

(関連記事) エペとフルーレの違いから、カウンターアタックを考える。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です