どこを突く?胴体編(2)

以前、アタックは胴体を4分割して各々のエリアを狙うと説明しました。

ではどのエリアを狙うべきか。結論は、上段(胸)のカルト、シクストを狙います。わざわざ相手の構えをかいくぐっての下段(お腹)のオクターブとセプテムを狙うサブマリン作戦はお勧めしません。下段は距離も遠く、狙うと自らの腕や身体に隙が出るため相手のコントルアタックを被るリスクが極めて大きくなるからです。シンプルアタックで下方向を狙う場合は比較的リスクの小さい膝や足先を狙うべきでしょう。

胴体下段は、相手の剣を排除しながら(オフェール)の攻撃の時、例えば2スゴンドや8オクターブのクロスオーバーのように上から下に相手の剣押さえて突こうとする場合や、接近戦で狙う限定的なエリアと位置付けるべきです。

ところで、エペは何と言っても小手や腕を狙わなければなりません。

つづく

どこを突く?胴体編(1)

フェンシングはどこを狙って突けば良い?エペの有効面は全身なので、「全身」と言いたいところですが、それでは競技者としてはアバウトすぎます。ターゲットをエリア別に…

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