実力=スピード×テクニック
パリオリンピックでの日本選手の活躍は本当に素晴らしいものでした。私のフェンシング以外の知人によると、「観ていてフェンシングがとてもエキサイティングで、公正で一番良かった。加納選手が最高で、その次は体操の岡選手が良かった」という感想をもらいました(笑)。このように、一般の方からの評価が高いことは嬉しいですね。次世代の皆さんは、未来の加納選手になることを目標に日々の練習に励むことでしょう。
さて、最近スクールの練習で気になったことがあります。それは、ファイティングに動きが感じられないことです。カウンター巧者がチーム内にいると、アタックが慎重になり、睨み合いになりがちです。しかし、それでは練習になりません。練習では、相手のカウンター(待ち剣)に挑戦するつもりで工夫しながら、元気よくアタックすることが大切です。そうすれば、フィジカルトレーニングにもなります。実力はスピードとテクニックの掛け算(正確にはパワー×テクニック)なので、バランス良く両方のレベルアップを目指しましょう。そうすれば、相乗効果で実力も加速して上昇します。
さあ、体を鍛えよう!