間合いを取る

 間合いとは相手との適切な距離、ディスタンスのことです。適切な間合いを取り、間合いを支配することで試合を有利に進めることができます。常に目測して間合いを把握しなければなりません。

 具体的には、オンガードの状態でファントで小手をギリギリ突ける距離、あるいは相手からファントで小手を突かれないギリギリの距離となります。フルーレと比較すると+4〜50cmというところです。相手からの被突きのリスクはゼロではなく、最小という感覚です。

 フットワークで適切な間合いを維持しつつ、そこからステップイン・アウトにより攻防します。間合いは相対的なものなので、相手の動きも読まなければなりません。お互いのフットワークのリズムが逆相関に変化する時に急激に間合いが変わり、そこが「勝負の瞬間」になります。上級者は自らリズムを変えてその瞬間を作り出します。

 一方で初心者は間合いが近くなりがちです。アタックを焦って間合いの内に入りすぎる。相手のステップインに対して下がりきれない。オフェンス、ディフェンス両方でミスをします。まず、自分のアタックの飛距離を理解すること、ファイティングの時には常に相手との距離を目測し適切な間合いの維持に集中することから始めよう。さあ、練習しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です