勝つために身につけるべきこと

強いフェンサーになる秘訣は2つあります。1つ目は、相手のアクションに俊敏・的確に反応する反射能力を身につけること。二つ目は、相手のアクションを予測してそれを攻守に利用する予測能力を身につけることです。

反射能力とは、例えば、「相手がフレッシュしてきたのでとっさにロンぺしてパラードリポストして得点できた。体が勝手に動いたよ。」というように、相手のアクションにいちいち頭で考えずに反射的に素早く対処できる能力のことです。それにはまず技を覚え、状況判断して技を選択し実行できること。その上で、じっくりと考えなくても反射的に身体が動く、いわゆる身体で覚えることが必要です。反射能力を身につけるには、一連の動作を繰り返しレッスンすることが効果的です。また、フィジカル面での瞬発系の筋力を強化することも不可欠です。

次に、予測能力とは、つまり先読みです。例えば、「相手の動きから『コントルシクストのパレリポストで待ち構えている』と判断したから、シクストにフェイントからのディガジェしてカルトにフレッシュしたら読みどおり決まった!」というように、相手のアクションを予測して、それに応じた勝ちパターンのシナリオで仕掛けることです。これには、何といっても経験がものをいいますが、レッスンでパターン別にシミュレーションすることで身につけることができます。

結局のところ、レッスンとは、この二つを習得するためにあると言えますね。さあ、練習しましょう!

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